おすすめのSSDの容量は?用途別の選び方を解説!容量不足解消の方法も

公開日 2025/2/17 更新日 2025/2/17

監修者・著者名 シー・エフ・デー販売


「SSDの容量はどれがベスト?」と気になる方も多いでしょう。この記事では、インターネットやゲーム、動画編集など用途別におすすめのSSD容量を解説します。さらに、容量不足を解消する具体的な方法もわかりやすく説明します。初心者から上級者まで、パソコン環境を快適に保つためにぜひ参考にご覧ください。

目次


​そもそもSSDとは?

SSD(Solid State Drive)は、データを保存するストレージデバイスです。

従来のHDDと比べて高速で、パソコンの作業効率を上げられる点が特徴とされています。

SSDは大量のデータを迅速に移動できるため、動画編集や大容量ファイルの取り扱いにも適しています。また、内部ストレージとしてだけでなく、外付けデバイスとしても使用され、データの持ち運びにも便利です。

HDDより耐久性が高く、静音性にも優れていることから、SSDは現代のパソコンにおける主流のストレージとして広く普及しています。





SSDの容量の主なラインナップ

SSDの容量は、500GB、1TB、2TBなどが一般的です。

さまざまな容量があるため、個人ユーザーや企業はそれぞれの用途に応じた容量を選ぶことが大切です。例えば、パソコンを軽く使用する程度であれば500GB程度、ゲームなど重い操作を日常的に行う場合は1TB以上が推奨されます

予算に余裕がある場合、より大きな容量を選ぶと将来的に使用用途が変わったときも安心です。また、最近では4TBなど大容量のSSDも主流となってきました。

以下で、用途別におすすめのSSD容量について解説するため、自身にはどの容量が適切か確認してみましょう。


【用途別】おすすめのSSDの容量

インターネットや事務作業、簡単な動画編集などに利用するなら500GB程度
ゲームや本格的な動画編集で利用するなら1TB程度
日常的に大量のデータを扱うなら2TB~4TB程度

SSDを選ぶとき、用途に応じた適切な容量を見極めることがポイントです。ここでは、使用用途ごとにおすすめのSSD容量を解説します。


・インターネットや事務作業、簡単な動画編集などに利用するなら500GB程度


インターネット閲覧や事務作業、メールの送受信など一般的な用途であれば、500GBのSSDで十分対応可能です。この容量なら、OSや主要なアプリケーションを問題なくインストールでき、業務に必要なビジネス文書やファイルも余裕を持って保存できます。

さらに、簡単な動画編集や画像編集にも対応できるため、たまにクリエイティブな作業をする方でも安心です。特に、予算を抑えつつ快適に作業したい方にはおすすめの容量といえます。



・ゲームや本格的な動画編集で利用するなら1TB程度


ゲームや本格的な動画編集を快適に行う場合、1TBのSSDがよいでしょう

500GBでも対応できるケースもありますが、複数の大容量ゲームや高解像度動画を扱う場合は容量不足に陥りがちです。特に、ゲームのインストールサイズは年々拡大しています。

快適な使用環境を維持するために、追加コンテンツやアップデートを考慮し、1TBが最適な容量といえるでしょう。



・日常的に大量のデータを扱うなら2TB~4TB程度


日常的に大量のデータを取り扱う場合、2TB以上のSSDが求められます。動画編集や高解像度の画像処理を行うクリエイティブな作業環境では、数100GBのファイルが短期間で蓄積されることもあるため、大容量のストレージが不可欠です。

また、多くのビジネスデータを保管する場合や、アーカイブ用のデータ管理にも2TB以上のSSDが適します

さらに、本格的なゲームユーザーにとっても2TB~4TBの容量がおすすめです。ゲームのアップデートや追加コンテンツが頻繁にリリースされる中、容量に余裕を持たせれば、インストールのたびにストレージを整理する手間を減らせます。


SSDの容量を選ぶ際に知っておきたい3つのポイント


表示されている容量=Windowsで使用可能な容量ではない
OSとアプリケーションの容量を差し引いて考える必要がある
使い続けているとファイルやキャッシュが溜まる

SSDを選ぶ際、単に容量の数値だけでなく、実際に利用可能なストレージ量や運用に関するポイントも理解しておくことが重要です。ここでは、SSD選びに役立つ重要なポイントを解説します。


・表示されている容量=Windowsで使用可能な容量ではない


Windowsで使用するSSDの容量は、製品に表示されている数値よりも少なくなります。例えば、メーカー表示で「512GB」とされるSSDでも、Windowsでは約480GBほどしか使用できないケースも。これは、SSDメーカーとWindowsでバイト数の計算方法が異なる場合があるためです。

SSDメーカー:「1GB=1,000MB」として計算する
Windows:「1GB=1,024MB」として計算する

メーカーは1GBを1,000MB(10の3乗)として計算するのに対し、Windowsは1GBを1,024MB(2の10乗)として認識します。このズレを理解するのは、購入後の容量不足を避けるために重要です。

計算上、SSDメーカーとWindowsのSSDの容量は以下の数字になります。ただし、OS上では表示される容量が多少前後する場合があります。


SSDメーカーのSSDの容量 WindowsのSSDの容量
1GB 0.93GB
128GB 119GB
256GB 238GB
512GB 476GB
1TB 931GB

・OSとアプリケーションの容量を差し引いて考える必要がある



SSDの容量を選ぶ際、OSやアプリケーションが占有する容量を考慮するのが重要です。例えば、Windows 11のインストールには約15GB~35GBが必要になります。これに加え、利用する各種アプリケーションやソフトウェアもストレージを消費するため、最低でも25GB以上が初期段階で使用されると見込んでおくとよいでしょう。

さらに、OSやアプリケーションのアップデートに備えて、20GB程度の空き容量を確保しておくことが望ましいです。


・使い続けているとファイルやキャッシュが溜まる


パソコンを長期間使用するうちに、SSDにはさまざまなファイルやキャッシュが蓄積していきます。ブラウザのキャッシュや一時ファイル、アプリケーションのログデータなど、頻繁に使用するデータが知らぬ間に容量を消費してしまうことも。

不要なファイルは定期的に削除することが推奨されますが、それだけでは完全に管理しきれない場合もあります。ファイルやキャッシュが溜まるのを見込んで、ある程度余裕を持った容量を選びましょう。



SSDの容量不足を解消する5つの方法


不要なアプリケーションをアンインストールする
こまめにごみ箱のデータを削除する
外付けのSSD・HDDを利用する
内蔵SSD・HDDを増設する
ストレージセンサーを活用する

パソコンの使用を続けるうちに、SSDの容量が不足してしまうことは珍しくありません。ここでは、容量不足を解消するために実践できる5つの効果的な方法を紹介します。


・不要なアプリケーションをアンインストールする


SSDの容量を確保するためには、まずは不要なアプリケーションを削除しましょう。パソコンを長く使っていると、利用頻度が低いソフトウェアが蓄積し、知らないうちにストレージが圧迫されます。

定期的にインストール済みのアプリケーションを見直し、使っていないものをアンインストールする習慣をつけることが大切です。


・こまめにごみ箱のデータを削除する


削除したファイルはごみ箱に移動されるだけで、完全に削除されているわけではありません。ごみ箱にデータが残っていれば、容量は変わらず圧迫されたままです。定期的にごみ箱を確認し中のデータを削除しましょう


・外付けのSSD・HDDを利用する


外付けのSSDやHDDを使用することで、内部SSDの容量を節約できます

外付けデバイスは、内蔵SSD・HDDを増設するよりも手軽に容量を確保できます。USB接続するだけで簡単に使用できるため、データの移行やバックアップもスムーズです。

内蔵・外付けを使い分けることで、効率的な容量管理を行えるでしょう。


・内蔵SSD・HDDを増設する


パソコンの容量不足を根本的に解決する方法の1つが、内蔵SSD・HDDの増設です。パソコンを持ち運ばない方は、内蔵SSD・HDDが便利なケースが多いでしょう。ただし、すべてのパソコンには対応しておらず、一部のモデルでは増設が制限されています。

まずは、使用中のパソコンが増設に対応しているかどうかを確認します。確認方法は製品によって異なるため、取扱説明書を参照するか、メーカーの公式サイトで情報を調べてみましょう。


・ストレージセンサーを活用する


ストレージセンサーとは、Windows 10以降のPCに搭載されている機能です。不要なデータを自動的に削除してSSDの容量を管理します。

一時ファイルやごみ箱内のデータを定期的に整理してくれるため、ユーザーが手動で削除する手間を減らし、ストレージの無駄な圧迫を防げます。

この機能は設定から簡単に有効化でき、一定期間ごとにごみ箱や一時ファイルを自動で削除するスケジュールを組むことも可能です。


〇ストレージセンサーを有効化する手順
1. 【設定を開く】Windows「スタートメニュー」→「設定」をクリック
2. 【「システム」を選択】設定メニュー内「システム」→「ストレージ」をクリック
3. 【ストレージセンサーを有効にする】ストレージ画面「ストレージセンサー」のスイッチを「オン」に切り替える
4. 【詳細設定を行う】「クリーンアップ スケジュールの構成」項目でストレージセンサーを実行するタイミングや削除頻度、対象ファイルを設定する
5. 【設定を保存】設定が完了したら画面を閉じ、自動管理が開始されることを確認する

【500GB/1TB】おすすめのSSD

・CSSD-M2L5HSFT6KE【消費電力と発熱を削減するecoモード対応】

CSSD-M2L5HSFT6KE | 消費電力と発熱を削減するecoモード対応 M.2 NVMe接続 SSD 512GB

メーカー: シー・エフ・デー販売
容量: 512GB、1TB、2TB、4TB
おすすめポイント:最大読込速度6,000MB/sのミドルレンジモデル。ecoモードに対応しており、設定を有効にすることで消費電力を約10%削減し、発熱も抑えることが可能

・CT500BX500SSD1JP【コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル】

CT500BX500SSD1JP | Crucial BX500 SATA3 6Gbps(SATA6G) 2.5型SSD 500GB

メーカー: Crucial
容量: 240GB、480GB、500GB、1TB、2TB、4TB
おすすめポイント:Crucialによるワンランク上の信頼性。

・CSSD-M2L1KSFT4KG【高性能・ハイコストパフォーマンス】

CSSD-M2L1KSFT4KG | CFD SFT4000G シリーズ PS5®やPCのアップグレード向け Read最大4400MB/s M.2-2280 NVMe接続 極薄ヒートシンク付き SSD 1TB

メーカー: シー・エフ・デー販売
容量: 1TB、2TB、4TB
おすすめポイント:PS5やパソコンのアップグレードに最適で、最大4,400MB/sの高速読込が可能。性能とコストのバランスが良く、多様な用途に対応

・CT1000T700SSD5JP【高速ハイエンドモデル】

CT1000T700SSD5JP | Crucial T705シリーズ Read最大11,700MB/s M.2-2280 NVMe接続 ヒートシンク付き SSD 1TB

メーカー: Crucial
容量: 1TB、2TB、4TB
おすすめポイント:最大12,400MB/s(4TB、2TB)の読込速度で圧倒的なパフォーマンスを発揮。ヒートシンク付属モデルは別途用意が不要で安定動作。

SSDの容量に関するよくある質問

Q.512GBと1TBどっちのSSDを選ぶのがよい?

A. コスト重視の方は512GB、大容量ファイルを長期的に扱いたい方は1TBがよいでしょう。

512GBのSSDはコストパフォーマンスに優れ、一般的なパソコン作業や軽めのゲーム用途に適しています。一方、1TB SSDは、複数の大容量ゲームや動画編集を行うユーザー向けです。より多くのデータを保存でき、将来の容量不足を防げます。


Q.Windows 11を使用するのにおすすめのSSDの容量は?

A.Windows 11のインストールには最低64GBのストレージが必要ですが、システムアップデートやアプリの導入を考えると、快適に使用するためには256GB以上のSSDが推奨されます。

ただし、頻繁なアップデートや大型ソフトウェアを使う場合も考え、最近では512GBや1TBのSSDが主流となっています。


Q.パソコンでゲームするのにおすすめのSSDの容量は?

A. ゲーミングPCには、少なくとも1TBのSSDが推奨されます。近年のゲームは数10GB以上のストレージを必要とすることが多く、DLCやアップデートも考慮すると、512GBでは容量不足になる可能性があります。

余裕をもって快適なプレイ環境を維持するためには、1TB以上のSSDを選ぶと安心です。


用途に合わせたSSD容量を選んで、最適なPC環境に

用途に合わせたSSD容量を選ぶことは、PC環境を快適に維持するための鍵です。500GBから1TB、さらに2TB以上の容量を検討することで、日常作業からゲーム、大容量ファイルの管理まで対応できます。

また、費用に余裕がある方は、なるべく大容量のSSDを選ぶのが、将来的な容量不足を防ぎ安心して利用できるためおすすめです。

『CFD販売』では、利用者の用途やニーズに合わせた、さまざまなPCパーツを販売しております。オリジナルブランドのほか、20以上のブランドの製品を取り扱っているため、自分にぴったりな商品が見つかるでしょう。

購入前後に、必要に応じて手厚いサポートも提供しているため、PCパーツに詳しくない方も安心です。SSDや、その他PCパーツの購入を検討している方は、ぜひCFD販売をご覧ください。



新着記事

カテゴリから記事を探す

商品を探す - SSD