動画編集に必要なメモリ容量は?16GB・32GBでできることも解説

公開日 2025/3/27 更新日 2025/3/27

監修者・著者名 シー・エフ・デー販売


動画編集を快適に行うためには適切なメモリを選ぶことが大切です。メモリには8GB、16GB、32GBなど容量の選択肢があります。さらに、選ぶべきメモリの種類も人によって異なるため、正しい知識を持ってメモリを選びましょう。この記事では、動画編集用のメモリの選び方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次


メモリとは?動画編集に必要?



メモリとは、パソコンがデータを一時的に保存・処理するためのパーツのことです。メモリの容量はパソコンの処理能力に影響するため、メモリは動画編集において重要なパーツといえます。

メモリ容量が不足していると動画編集ソフトの動作が遅くなり、動画編集がスムーズに行えなくなるケースがあります。快適に動画編集ソフトを操作するためには、十分なメモリの容量を確保することが推奨されます




動画編集に必要なメモリ容量の目安は?



動画編集に必要なメモリの容量は、編集する動画の種類によって異なります。ここでは、必要なメモリ容量の目安を紹介するので確認しましょう。なお、動画編集を快適に行うには、メモリ以外のPCパーツの性能や容量も重要になるためその点は留意しましょう


・16GB:フルHDの動画編集・長時間動画の編集におすすめ


フルHDの動画編集や長時間動画の編集には、16GB程度のメモリ容量が推奨されます。しかし、4Kなど高画質の動画編集を行うには動作が重く感じる可能性があります。

なお、8GBのメモリだと動画編集は行えるものの、ブラウザや他のソフトを立ち上げると動作が重くなるケースがあるため、快適に動画編集したい方は16GB以上を検討することがおすすめです。


・32GB:4Kの動画編集におすすめ


4Kなどの高解像度の動画編集には、32GB程度のメモリ容量が推奨されます。また、カラーグレーディングなどの高負荷な作業にも耐えられるでしょう。複数のソフトを同時に使用する場合も32GBあればより快適に作業できるため、動画編集の際、レイアウトを行うソフトウェアなどを同時に使用することがある方にはおすすめの容量です。


・64GB~128GB:より高画質動画の編集におすすめ


3Dモデリングや高画質動画の編集など、プロフェッショナルなレベルの用途で使用する場合は、64GB以上のメモリ容量が推奨されます

ただし、64GB以上のメモリは高いパフォーマンスを発揮する反面、高額な傾向があります。一般的な動画編集であれば32GBのメモリでも十分なケースが多いでしょう。


動画編集のメモリを選ぶときは「規格」「インターフェイス」を確認しよう


動画編集のメモリを選ぶときは、規格やインターフェイスを確認してから購入しましょう。現在パソコンで使用しているメモリと同じ規格、インターフェイスの商品を選ぶ必要があります。

現在、主流のメモリの規格はDDR4とDDR5です。DDR4とDDR5には互換性がないため、使用しているパソコンがどのメモリ規格に対応しているか確認しましょう。使用中のメモリの規格を確認するには、製品仕様をメーカーの公式サイトで調べたり、搭載中のメモリの実物を調べたりする方法があります。

メモリのインターフェイスはデスクトップ用とノートパソコン用で異なります。ノートパソコンでは、小型サイズの「SO-DIMM」が採用されています。デスクトップパソコン用のインターフェイスである「DIMM」は「SO-DIMM」よりサイズが大きいのが特徴です。


例:デスクトップ用メモリ(DIMM)
例:ノート用メモリ(SO-DIMM)

メモリを増設する際の注意点



メモリを増設する際には、いくつかの重要な注意点があります。スムーズな増設作業を進めるために、以下2つのポイントを押さえておきましょう。


・メモリが増設可能なパソコンか確認する


まずは使用中のパソコンが、増設可能な機種であるかを確認が必要です。パソコンによっては、増設用のスロットがないものもあります。

スロットに空きがあるかは、PCケースを開ければ目視で確認できます。また、マザーボード(M/B)やお使いのPCによって、搭載できるメモリ枚数や容量、クロック数などに制限があるため、メーカーのWebサイトや説明書などを確認するなど注意しましょう。


デスクトップPCの内部イメージ

・メモリ同士の相性に注意する


メモリを増設する際は、メモリ同士の相性問題に注意する必要があります。メモリ同士の相性が悪い場合は、パソコンの動作が不安定になりやすいためです。

メモリの相性によりパソコンのパフォーマンスが低下しないよう、動作検証済みで2枚1組などセット売りになっているメモリを購入することをおすすめします

また、メモリを2枚1組で活用すれば「デュアルチャネル」という動作を活かすことができます。デュアルチャネルとは、同一規格、同一容量のメモリを使用することで、データ転送速度を向上させる技術です。1枚で使用するよりも帯域幅が広くなるため、一度により多くのデータを転送できます。


メモリ以外で動画編集に重要なPCパーツ



動画編集を快適に行うには、メモリのほかにも重要なパーツがあります。ここでは、以下の4つのパーツについて解説します。


・CPU


CPUはパソコンのデータ処理やメモリの制御を行うパーツです。パソコンで頭脳のような役割を果たすパーツのため、CPU性能はパソコンの処理速度に大きく影響が出ます。CPUのスペックが不足していると、動画編集ソフトがスムーズに動かないケースがあります。

そのため、快適に動画編集をするためには性能が高いCPUを選ぶことが重要です。フルHDの動画編集がメインであれば、Core i5やRyzen 5のCPUでもスムーズに動画編集できます。より解像度の高い動画を編集する方はCore i7やRyzen 7以上のCPUを搭載するパソコンを選ぶことをおすすめします。


・ストレージ(ROM)


ストレージ(ROM)とは、パソコン内のデータを長期保存するパーツです。一時的にデータを保管するメモリに対し、ストレージは長期的にデータを保管します。パソコンで使用するストレージには、SSDとHDDが主に使用されています。

SSDはHDDと比べてデータの読み書き速度が速いため、動画編集をスムーズに行うためにはSSDを搭載するのがおすすめです。また、ストレージ容量が不足するとパソコンの動作に影響を与えるため、512GB以上でなるべく容量の大きいストレージを搭載することが推奨されています。


・グラフィックボード


グラフィックボードとは、コンピュータの映像処理を担当するハードウェアで、パソコンの画面に映像を映し出すために使用されます。グラフィックボードは「グラフィックカード」や「ビデオカード」とも呼ばれます。

性能の良いグラフィックボードを搭載することで、動画編集の際にエフェクト処理や書き出しをスムーズに行えます。ただし、動画編集ソフトによっては対応していないGPUもあるため、使用するグラフィックボードが動画編集ソフトに対応しているか確認が必要です。

無料体験ができるソフトの場合、インストールしてグラフィックボードが使用できるか事前に確認することができます。



・OS


OSとは、パソコンを動かすためのソフトウェアです。一般的にパソコンに使われているOSには「Windows」と「Mac」があります。動画編集が目的であれば、使用するソフトに応じてOSを選ぶとよいでしょう

WindowsはMacと比較して安い傾向があり、ハードウェアの選択肢も多い点がメリットです。しかし、セキュリティ面ではMacにやや劣ります。

一方、Macはセキュリティが高く、クリエイティブ系ソフトが充実している点が魅力といえます。しかし、拡張性に乏しくメモリの増設などが難しい懸念があります。各OSのメリット・デメリットを考慮し、自分に合うものを選びましょう。


動画編集におすすめのメモリ3選

・W5U5200CS-16G(32G)/デスクトップ【迷ったらこれ!お困りの際のサポートも】

CFD Standard DDR5-5200 デスクトップ用メモリ 2枚組 16GB / 32GB

メーカー:CFD販売
容量: 32GB x2、16GB x2
おすすめポイント:協力工場による数百に渡るチェック・テスト工程をパスした高品質メモリ。購入後30日までは相性保証サービス対応。

・W4U3200CS-16G(8G)/デスクトップ【高コスパ&高パフォーマンスDDR4メモリ】

CFD Standard DDR4-3200 デスクトップ用メモリ 2枚組 16GB / 8GB

メーカー: CFD販売
容量: 16GB x2、8GB x2
おすすめポイント:低コストでメモリのアップグレードに挑戦!増設するメモリを相談できる「メモリコンシェルジュ」対応。安心の永久保証。

・D4N2133CS-8G(4G)/ノートパソコン【ノートパソコンのDDR4メモリ増設におすすめ】

CFD Standard DDR4-2133 ノート用メモリ 1枚組 8GB / 4GB

メーカー:CFD販売
容量:8GB x1、4GB x1
おすすめポイント:ノートパソコンへのDDR4メモリ増設におすすめ。購入後30日までは相性保証サービス対応。

動画編集とメモリに関するよくある質問

Q.動画編集するならメモリは16GBと32GBどっちがおすすめ?


A.予算に余裕があるのであれば、より高負荷な作業に対応できる32GBのメモリがおすすめです。16GBのメモリでも動画編集は可能なので、用途や予算に合わせて選びましょう。


Q.動画編集でメモリが不足したら増設できる?


A.メモリの増設ができるかどうかは、使用しているパソコンやマザーボードによって異なります。パソコンによってはメモリの増設や交換が行えない製品もあります。スロットに空きがあるか・増設が可能かは、PCケースを直接開けるか、メーカーのWebサイト、製品の取り扱い説明書等を読んで確認しましょう。


Q.メモリが8GBでは動画編集はできない?


A.8GBでも動画編集できないわけではありませんが、動作が重く、快適に動画編集が行えない可能性があります。編集できる動画のファイルサイズに限界があったり、編集中は他のソフトを閉じる必要が出てきたりするため、16GB以上のメモリを選ぶことが推奨されています。


快適な動画編集を行うために用途に合ったメモリを選ぼう


快適に動画編集を行うためには、用途に合ったメモリを選択しましょう。メモリ容量が不足していると動画編集ソフトの動作が遅くなり作業効率が落ちます。メモリ容量は、16GB以上、予算に余裕があれば高負荷な作業にも耐えられる32GBがおすすめです。

『CFD販売』では、利用者の用途やニーズに合わせた、さまざまなPCパーツを販売しております。20以上の有名ブランドの製品を取り扱っているため、自分にぴったりな商品が見つかるでしょう。

購入前後に、必要に応じて手厚いサポートも提供しているため、PCパーツに詳しくない方も安心です。メモリや、その他PCパーツの購入を検討している方は、ぜひCFD販売をご覧ください。



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