DJI 産業用ドローン MATRICE 300 RTK
MATRICE 300 RTK
優れた飛行性能、高性能センサーによる障害物検知性能、マルチセンサーカメラとの連動性など産業用ドローンとしての卓越した性能を備えたプロフェッショナル用ドローン
MATRICE 300 RTK
型番 | JAN | 備考 |
MATRICE 300 RTK(SHIELD_P) | 4988755054393 | Enterprise Shield Plus モデル |
MATRICE 300 RTK(SHIELD_B) | 4988755054386 | Enterprise Shield Basic モデル |
製品特徴
■ 産業用ドローンの新スタンダード

M300 RTKは、最大飛行時間55分、最先端のAI性能、6方向検知&測位技術といった機能を多数搭載。
高いパフォーマンス性と抜群の信頼性に知性が加わり、全く新しい業界標準を確立します。
■ 向上した伝送システム

2.4GHzと5.8GHzのリアルタイム自動切替機能*2は、高干渉環境下でも、より信頼性の高い飛行を可能にし、AES-256暗号化技術により、データ伝送の安全性を確保します。
伝送範囲*3:15km
3チャンネル動画伝送:1080p
リアルタイム自動切替*2:2.4 /5.8 GHz
*1:各送信機では、2つの配信周波数帯に対応しています。3チャンネルでのストリーム配信は、デュアル送信機モード時のみ対応しています。
*2:国や地域によっては、現地の規制により5.8GHz伝送はご利用になれません。(日本国内では2.4GHzのみ利用可)
*3:障害物、電波干渉がなく、FCC準拠の場合。(日本国内では、最大8 km) 最大飛行距離の仕様は、無線の接続強度とレジリエンス(復元力)を踏まえた概測になります。許可がない限り、常に目視可能な場所でドローンを飛行させてください。
■ 向上した飛行性能

最大飛行時間:55 min
最大下降速度*1:7 m/s
運用限界高度(海抜)*2:7000 m
風圧抵抗:15 m/s
最大飛行速度:23 m/s
*1:Sモード中、前方方向への飛行時に到達した測定値。
*2:運用限界高度(海抜)7000 mは、高地用プロペラを使用時のみ達成できる高度です。
■ マルチペイロード設計
ミッションの要件に応じて、M300 RTKの構成を調整することが可能です。最大3つのペイロードを同時に装着でき、ペイロード総重量は2.7 kgです。
・シングル下方ジンバル
・シングル上方ジンバル × シングル下方ジンバル
・シングル上方ジンバル × デュアル下方ジンバル
■ スマート点検
・ライブミッション記録
機体の動き、ジンバルの向き、写真撮影、ズームレベルなどのミッション動作を記録して、今後の自動点検に利用できるサンプル ミッションファイルを生成します。
・AIスポット確認
定期点検を自動化し、正確で矛盾のないデータを収集します。搭載AIが対象を認識し、次回の自動化ミッション中にその対象を識別するので、ズレのないフレームを確保します。(Zenmuse H20シリーズペイロードとのペアリング時のみ)
・Waypoints 2.0
最大65,535個のウェイポイントを作成でき、一つまたは複数のペイロード(サードパーティー製ペイロードにも対応)に各ウェイポイントでのアクションを設定できます。飛行経路計画も最適化され、ミッションにおける柔軟性と効率性が最高レベルにまで引き上げます。
■ スマート ピン&トラック (Zenmuse H20シリーズペイロードとのペアリング時のみ)
・ピンポイント
高度なセンサー融合アルゴリズムにより即座に座標を把握し、カメラビュー全てにARアイコンの形で反映します。対象の位置は、別の送信機やDJI FlightHubのようなオンラインプラットフォームに自動的に共有されます。(後日対応予定)
・スマートトラック
スマートトラック機能は、人・車・ボートなど動いている対象物を認識し追尾することができます。また、オートズームにより安定した追尾と視野確保が可能です。対象の流動的な位置情報を継続的に取得し、その情報は他の送信機またはDJI FlightHubに共有されます。(後日対応予定)
■ 航空機レベルの状況認識力
M300 RTKで新たに採用されたプライマリー フライト ディスプレイ (PFD)には、飛行情報/航行情報/障害物情報が表示され、パイロットの状況認識を強力にサポートします。
・飛行情報
機体の姿勢/高度/速度、また風速や風向きなどの飛行情報が全て分かりやすく表示されます。
・ナビゲーション ディスプレイ
パイロットは、機首方向/機体の軌道/ピンポイント情報/ホームポイントが投影されたライブステータスを、確認できます。障害物マップにより、障害物を即座に視覚化するため、障害物の位置を常に把握できます。
■ 進化したデュアル制御
2オペレーターでのミッション中、タップするだけで、機体やペイロードの制御権を切り替え、担当を引き継ぐことができます。この機能により、多様なミッション戦略が可能になると同時に、ミッション中、より柔軟な対応が可能になります。
■ 安全性と信頼性
・信頼度の高い、強力なビジョンシステム
飛行中の安全性と機体の安定性を高めるため、デュアル ビジョンセンサーとToFセンサーを機体の全6側面に搭載。検知範囲は最大40 mとなり、DJI Pilotアプリを使って、機体の検知動作をカスタマイズすることもできます。複雑な動作環境でも、6方向検知&測位システムにより、飛行の安全性を確保しながら、ミッションを遂行できます。
・プロ向けドローンフリート メンテナンス
新たに導入された統合型状態管理システムは、全システムの現在のステータス、通知ログ、事前確認用のトラブルシューティングガイドを表示します。このシステムには、機体のフライトログ/飛行時間/飛行距離が初回から全て記録されています。また、機体の手入れやメンテナンスに関するアドバイスも表示可能です。
・冗長システムで、より安全な飛行を
M300 RTKには高度な冗長システムが内蔵されているため、予想外のシナリオでも、重要なミッションを中断することなく遂行できます。
■ アクセサリー
・バッテリーステーション
バッテリーステーションは、最大8個のフライトバッテリーと4個の送信機バッテリーを管理でき、急速充電できるので、途中で電池切れになることなくミッションを実行できます。
・TB60インテリジェント フライトバッテリー
大容量で、ホットスワップ対応のTB60インテリジェント フライトバッテリーは、機体の電源を切ることなくバッテリー交換できるので、重要なミッション中に時間を無駄にしません。
・DJIスマート送信機(業務用)
DJI スマート送信機(業務用)は、5.5インチ1080pの超高輝度ディスプレイを搭載。直射日光の下でもクリアな視認性を実現します。
・D-RTK 2 モバイルステーション
D-RTK 2 高精度GNSSモバイルステーションは、主要なGNSS(全球測位衛星システム)全てに対応し、cmレベルの高精度測位データを取得し、相対精度が向上します。(要アップグレード)
・CSMレーダー
検知範囲1〜30 mのCSM(円形走査ミリ波)レーダーを機体の上部に取り付けることにより、さらなる安全対策を講ずることができます。
■ 対応ペイロード
・Zenmuse H20
レーザー距離計(LRF)/ズーム/広角カメラを備えた、ハイブリッドセンサー ソリューション。
・Zenmuse H20T
レーザー距離計(LRF)/ズーム/ワイド/サーマルカメラを備えた、ハイブリッドセンサー ソリューション。
・Zenmuse XT2
4Kビジュアルセンサーと高い温度分解能(<50 mK)のサーマルセンサーを備えるデュアルセンサーカメラ。
・Zenmuse Z30
詳細な点検・検査に最適な光学30倍ズームカメラ。
■ 飛行時間
M300 RTKの飛行時間はペイロード構成に基づいて推定されます。
■ 専用アプリケーション
・DJI PILOT
DJI Pilotは、DJIドローンの実力を最大限に引き出すように、企業ユーザー向けに特化して開発されたアプリケーションです。M300 RTKに向けに開発されているので、パフォーマンスを最大限に発揮できるように、DJI Pilotは飛行性能を最適化します。
・DJI FLIGHTHUB
DJI FlightHubは、ドローンオペレーションを一括管理できるワンストップソリューションです。大規模な組織を管理し、空中での業務を効果的にレベルアップします。M300 RTKに対応しているため、FlightHubをお持ちのDJIドローン フリート(航空隊)に直接統合できます。その結果、空中からの情報を組織全体で活用できます。
■ DJIのエコシステムの活用で、 幅広いソリューションを
・PAYLOAD SDK
ガス検出器、拡声スピーカー、マルチスペクトルセンサーなど、様々なサードパーティ製のペイロードを統合します。Payload SDKは、DJI SkyPort/DJI SkyPort V2/DJI X-Portに対応しています。これにより、ペイロードの開発ライフサイクルは大幅に短縮され、様々なシーンで、ペイロードの可能性が最大限に広がります。
・ONBOARD SDK
M300 RTKの計算処理能力を最大限に利用できます。Onboard SDKは、6方向検知&測位技術、UAV状態管理システム、Waypoints 2.0などの、幅広い機能のカスタム開発に対応しています。
・MOBILE SDK
サードパーティ製モバイルアプリの広範なネットワークを使えば、特別ミッションでの要求を満たすように、ドローンの能力が拡張されます。Mobile SDKを利用することで、M300 RTKは、高度にカスタムできるモバイルアプリ開発をサポートします。
■ 活用事例
・消火活動
隊員を危険に晒すことなく火事に立ち向かい、人命救助に努めます。
・捜索救助活動
遭難者の捜索を迅速に開始し、優れた救助プランを打ち出します。
・警察活動
現場にいる警察官と周囲にいる人々の安全性を確保しながら、迅速に状況を把握し、対策を打ち出すことができます。
・送電線の点検
大規模な送電線ネットワークを、現場から離れた場所で簡単に可視化することができます。
・石油&ガス
従業員を危険度の高いエリアに近づけることなく、パイプラインや坑井現場などの点検を行えます。
■ ENTERPRISE SHIELD
Enterprise Shieldは、包括的にDJI Enterprise製品を保護するために提供するサービスです。衝突/水没/信号干渉などが原因で発生した事故による製品の損傷に対し、一年間無限回の交換サービスまたは無償修理サービスのオプションをご用意しています。この包括的な事故補償サービスにより、お客様のDJIドローンフリート(航空隊)全体に大きな安心をお届けします。 DJI Enterprise Shield 公式サイト
仕様
型番 | MATRICE 300 RTK(SHIELD_P) | MATRICE 300 RTK(SHIELD_B) |
JAN | 4988755054393 | 4988755054386 |
保護プラン | ||
Enterprise Shield | Plus | Basic |
機体 | ||
サイズ | 展開状態、プロペラは除く:810 × 670 × 430 mm (長さ×幅×高さ) 折りたたんだ状態、プロペラとランディングギアを含む:430 × 420 × 430 mm (長さ×幅×高さ) |
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対角ホイールベース | 895 mm | |
重量(シングル下方ジンバル搭載時) | 約 3.6 kg (バッテリー非搭載時) 、 約 6.3 kg (TB60バッテリー2個搭載時) | |
最大ペイロード | 2.7 kg | |
最大離陸重量 | 9 kg | |
動作周波数 | 2.4000~2.4835 GHz 、 5.725~5.850 GHz (日本国内は2.400~2.483 GHzのみ利用可) | |
EIRP | 2.4000-2.4835 GHz:29.5 dBm (FCC) 、 18.5dBm (CE) 、 18.5 dBm (SRRC) 、 18.5dBm (MIC(日本)) 5.725-5.850 GHz:28.5 dBm (FCC) 、 12.5dBm (CE) 、 28.5 dBm (SRRC) |
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ホバリング精度 (GPSあり、Pモード) | 垂直:±0.1 m(ビジョンシステム有効時) 、 ±0.5 m(GPS有効時) 、 ±0.1 m(RTK有効時) 水平:±0.3 m(ビジョンシステム有効時) 、 ±1.5 m(GPS有効時) 、 ±0.1 m(RTK有効時) |
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RTK測位精度 | RTKが有効でFIXステータスの場合:1 cm + 1 ppm(水平方向) 、 1.5 cm + 1 ppm(垂直方向) | |
最大角速度 | ピッチ:300°/s 、 ヨー:100°/s | |
最大ピッチ角 | 30°(Pモード、前方ビジョンシステム有効時: 25°) | |
最大上昇速度 | Sモード:6 m/s 、Pモード:5 m/s | |
最大下降速度(垂直) | Sモード:5 m/s 、Pモード:3 m/s | |
最大下降速度(チルト) | Sモード:7 m/s | |
最大飛行速度 | Sモード:23 m/s 、Pモード:17 m/s | |
運用限界高度 | 5000 m(2110 プロペラ、離陸重量 ≤ 7 kg) / 7000 m(2195 高地用低ノイズプロペラ、離陸重量 ≤ 7kg) | |
最大風圧抵抗 | 15 m/s | |
最大飛行時間 | 55分 | |
対応 DJI ジンバル | Zenmuse XT2 、 XT S(日本未発売) 、 Z30 、 H20 、 H20T | |
対応ジンバル構成 | シングル下方ジンバル 、 デュアル下方ジンバル 、 シングル上方ジンバル 、 シングル上方ジンバル + シングル下方ジンバル 、 トリプルジンバル | |
保護等級 | IP45 | |
GNSS | GPS + GLONASS + BeiDou + Galileo | |
動作環境温度 | -20 ~ 50 ℃ | |
送信機 | ||
動作周波数 | 2.4000~2.4835 GHz 、 5.725~5.850 GHz | |
最大伝送距離(障害物や電波干渉がない場合) | NCC/FCC:15 km 、 CE/MIC(日本):8 km 、 SRRC:8 km | |
EIRP | 2.4000 ~ 2.4835 GHz:29.5 dBm(FCC) 、 18.5dBm(CE) 、 18.5 dBm(SRRC) 、 18.5dBm(MIC(日本)) 5.725 ~ 5.850 GHz:28.5 dBm(FCC) 、 12.5dBm(CE) 、 20.5 dBm(SRRC) |
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外部バッテリー | 名称:WB37 インテリジェント バッテリー 、 容量:4920 mAh 、 電圧:7.6Vタイプ 、 LiPo電力量:37.39Wh 充電時間(BS60インテリジェント バッテリーステーションを使用):70分(15℃~45℃) 、 130分(0℃~15℃) |
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内蔵バッテリー | タイプ:18650 リチウムイオン バッテリー(5000 mAh @ 7.2 V) 、 充電:定格12V / 2AのUSB充電器使用時 、 定格出力:17 W 充電時間:2時間15分(定格12 V/2 AのUSB充電器使用時) |
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バッテリー駆動時間 | 内蔵バッテリー:約2.5時間 、 内蔵バッテリー+外部バッテリー:約4.5時間 | |
USB電源 | 5 V / 1.5 A | |
動作環境温度 | -20 ~ 40 ℃ | |
ビジョンシステム | ||
障害物検知範囲 | 前方・後方・左・右:0.7 ~ 40 m 、 上方・下方:0.6 ~ 30 m | |
FOV | 前方・後方・下方:65°(H)、50°(V) 左・右・上方:75°(H)、60°(V) |
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動作環境 | 地表の模様が明瞭で、充分な照度条件下 (> 15 lux) | |
赤外線検知システム | ||
障害物検知範囲 | 0.1 ~ 8 m | |
FOV | 30° (±15°) | |
動作環境 | 大型、拡散もしくは反射する障害物(反射率10%超) | |
上部、底部補助ライト | ||
有効照明距離 | 5 m | |
FPVカメラ | ||
解像度 | 960 p | |
FOV | 145° | |
フレームレート | 30 fps | |
インテリジェント フライトバッテリー | ||
型番 | TB60 | |
容量 | 5935 mAh | |
電圧 | 52.8 V | |
バッテリータイプ | LiPo 12S | |
電力 | 274 Wh | |
重量 | 約 1.35 kg | |
動作環境温度 | -20 ~ 50 ℃ | |
最適な保管環境温度 | 22 ~ 30 ℃ | |
充電温度範囲 | -20 ~ 40 ℃ (温度が5℃未満の場合、自己発熱機能が自動的に有効になります。低温状態での充電は、バッテリーの寿命を短くする恐れがあります。) | |
充電時間 | BS60インテリジェント バッテリーステーション使用時: 220V入力:60分(TB60バッテリー2個を完全充電) 、 30分(TB60バッテリー2個を20 ~ 90%まで充電) 110V入力:70分(TB60バッテリー2個を完全充電) 、 40分(TB60バッテリー2個を20 ~ 90%まで充電) |
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BS60インテリジェントバッテリーステーション | ||
サイズ | 501 × 403 × 252 mm | |
重量 | 8.37 kg | |
最大容量 | TB60 インテリジェント フライト バッテリー × 8 、 WB37 インテリジェント バッテリー × 4 | |
入力 | 100-120 VAC、50-60 Hz / 220-240 VAC、50-60 Hz | |
最大入力電力 | 1070 W | |
出力電力 | 100-120V:750W 、 220-240V:992W | |
動作環境温度 | -20 ~ 40 ℃ | |
その他 | ||
関連リンク | メーカー製品ページ | |
保証期間 | 15日間の初期不良対応 | |
備考 | ※仕様は掲載時点の情報となります。詳細仕様については、必ずDJI製品情報 (メーカーWeb)でご確認下さい。 ※製品の仕様・付属品などは予告なく変更される場合があります。 |