PCケースパネルデザイン公募キャンペーン『PC FRAME ART COMP 2026』受賞作品発表
2026.09.17
PC FRAME ART COMP 2026
受賞作品発表
このたびは「PC FRAME ART COMP 2026 (PC フレーム・アートコンプ 2026」に多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
厳正な審査の結果、最優秀賞および優秀賞の受賞作品が決定しました。
受賞された皆さまを、作品とともにご紹介します。
CHARACTER部門 | 最優秀賞 ①
作品名:テレビデオ
作者:miwako 様
コンセプト
PCケースそのものを、テレビデオを元にした一つの装置に見立てました。
テレビとPC「ゲームと画面を楽しむための装置」という過去と現在の共通点からテレビデオをモチーフに選び、装置自体がキャラクターの世界に存在する物であるようにデザインしました。
作者コメント
キャラクターの視線をあえてこちらから逸らすことで、ポスターや貼り付けられたステッカーのような印象を避け、キャラクターが画面の中に存在しているような感覚や、アニメのワンシーンを見ているような体験が生まれることを目指しました。
また、パネルやメモ、ボタンなどにも仕掛けを取り入れ、一目で全てを見せるのではなく、ケース全体を見ていく中で新たな発見が生まれる構成にしています。装置を見ていく中で、キャラクターやその世界を楽しんでもらえる作品になっていたら嬉しいです。
審査員コメント
最新機器であるPCに、テレビデオをモチーフとしたレトロなテイストが巧みに融合しており、独自の世界観を持つキャラクターとの組み合わせが非常に魅力的です。テレビデオの中にキャラクターが存在し、その奥にPCパーツが見える構成によって、作品の世界観がより鮮明に引き立てられています。さらに、ケース表面に配されたメモやステッカーといった細部の演出も、ケースとデザインの一体感を高め、作品全体の魅力を一層深めていると感じました。
CHARACTER部門 | 最優秀賞 ②
作品名:Hello,World!ゐぬちゃんです。
作者:樋野ゐぬい 様
コンセプト
弊サークルのアシスタントキャラクターの「ゐぬちゃん」と共にプログラムやデジタルに関する要素を含めた目を惹くイラスト・ピラーレス特有の光源を利用したデザインを組み合わせたものとして作成しています。
作者コメント
独立し、自身の創作活動を続けていくにあたり共に制作していくアシスタントとして、ゐぬちゃんをこの世に顕現させました。
PCを使って電子の海へ飛び込み、作業する。その傍らにはいつもゐぬちゃんがいる。そんな光景を思い描き、プログラミング、グラフィック、3D、UI/UXなど、PCを構成する様々な要素を一つの世界に詰め込みました。
ゐぬちゃんは画面上に存在するキャラクターです。同じ次元に存在することはできないけれど、それでも創作をする私の隣にいてほしい。その想いを、このPCという形にしました。
このPCと共に創作を続け、その隣にゐぬちゃんがいてくれる。そんな姿を形にできたことを、とても嬉しく思います。
審査員コメント
作者オリジナルのキャラクターが放つエネルギッシュな雰囲気から、PCを使うたびに元気をもらえるような魅力を感じました。
また、透過部分のバランスにも細やかな配慮が行き届いており、数字デザインの透過などLEDの光を巧みに取り入れたデザインが印象的です。
実物では光とグラフィックが見事に調和し、ピラーレスケースのPCならではの特性を活かした完成度の高い作品と評価いたしました。
CHARACTER部門 | 優秀賞
作品名:鉄の掟、血の系譜
作者:紅月憐 様
コンセプト
戦いに挑む男の背中に、これまで積み重ねてきた経験と覚悟を表現しました。受け継いだ技術や想いを胸に、新たな時代へ挑み続ける姿を描いています。
作者コメント
今年、父を亡くし、仕事の合間に父のことを思いながらこの作品を描きました。これまでの人生でさまざまな経験を重ねる中で、改めて絵を描くことの喜びを取り戻せたことは、私にとって大きな意味があります。
この作品には、これまで受け継いできた技術や想いを大切にしながら、新しいものを取り入れ、親から子へ、そして次の世代へと受け継がれていくような願いを込めました。
このような素晴らしい賞をいただけたことを、大変光栄に思います。作品を通して、これまで支えてくれた人々への感謝と、これからも描き続けていきたいという想いを感じていただけたら嬉しく思います。
作品名:ごろごろ日和
作者:伏見 海里 様
コンセプト
PCの光やカラーに合わせてキャラクターをデザインし、無機質な機械と対照的にぬいぐるみを配置しました。
柔らかさや温かみを加え、PCを使う時間を楽しむ生活感を表現しています。
作者コメント
PCの光るカラーとキャラクターの色を合わせ、機械とキャラクターが一体感を持つようにデザインしました。一方で、無機質な機械の隣にあえてぬいぐるみを配置することで、柔らかさや温かみを加え、機械だけでは生まれない「居心地の良さ」を表現しています。
また、機械の硬く冷たい質感と、ぬいぐるみのふわふわとした柔らかな質感、ハンバーガーなどの食べ物の質感を意識して描き分けました。ごろごろしながら過ごす姿を通して、PCを使うだけでなく、その空間そのものを自分の居場所として楽しんでいる様子を表現しました。
作品名:花鏡(はなかがみ)
作者:東城みな 様
コンセプト
花札に描かれる日本の四季と伝統美を一枚の鏡に映すように表現し、十二単の少女を通して伝統的な花札の世界観と現代のイラスト表現を融合させました。
作者コメント
私自身、日本の伝統文化や和の世界観が好きでその魅力を作品を通して伝えたいという想いからモチーフに花札を選びました。
PCケースという現代的な製品の中に、日本らしい四季や伝統美を落とし込むことで和と現代の融合を目指しています。
キャラクターが花札の図柄から浮かないよう、影には黒を用いあえて細かな陰影を抑えたシンプルな彩色にすることで花札らしい平面的な美しさとイラストとしての魅力が共存するよう意識して制作しました。
GRAPHIC部門 | 最優秀賞
作品名:Future Graphic
作者:飯野宗弥 様
コンセプト
今回は未来の機械をコンセプトにデザイン制作をしておりました。
今回のPC自体高性能ということもあり、そこから連想される近未来的な最新PC(機械)をもとにサイバーデザインを軸として制作しました。
作者コメント
この作品自体には前部分と横部分のつながりとして矢印の線を追加し一体感を意識いたしました。また今回のデザインは前部分および横部分のグラフィックをどこまで違和感なく自信の持つデジタルイメージに近づけられるかということを考えその上でシンプルかつサイバーを彷彿とさせるデザインに仕上げてみました。
特に表面上に使用されているObjectという言葉もサイバーのノイズを意識しながら近未来イメージに近いフォントを使用し、より自身のイメージに近いデザインになっております。
審査員コメント
高性能PCから着想を得た近未来的な世界観が、シンプルで洗練されたサイバーデザインとして際立って表現されています。前面と側面をつなぐ矢印のラインによって、ケース全体に流れと一体感が生まれている点も印象的です。
また、文字やノイズ感のあるフォントなど、細部までコンセプトに沿って丁寧に設計されており、PCの持つ先進性を効果的に引き立てた完成度の高い作品と感じました。
GRAPHIC部門 | 優秀賞
作品名:Condominium
作者:eiffel_corn 様
コンセプト
現代社会に生きる人たち個人の価値観と視野、社会全体の構造などを表現しました。
作者コメント
昨今では素早く様々な情報に触れることができます。自分よりすごい人、すごくない人。どの面であってもそれは良し悪し、意欲にもなれば無気力の原因になることもあり必ず何らかの心理的負担、または解消に繋がっています。
それと同時に触れない選択をする自由を持ち合わせていて周りと自分を比較しない選択もすることができて、進退を自由に選べます。周囲の速度が速く何かの密度が高いと感じれば、ゆっくり時間をかけて過ごしてください。逆に遅いと感じる様であればどんどん挑戦しちゃってください。そういった気持ちを込めましたので、気が向きましたらお好きな窓から中を覗いてみてください。
作品名:EVERYDAY NIGHT FEVER
作者:安江 翼 様
コンセプト
日常(モノトーン)から、熱狂の夜(ミラーボール)へ。
消灯時と点灯時で180度表情を変える、二面性のギャップをパーツや光のカスタマイズで楽しむデザインです。
作者コメント
「日常からの解放」というストーリーをPCのON/OFFに重ね合わせました。
こだわりは、消灯時には部屋に溶け込むシックなモノトーンから、点灯時にはLEDの光が白の濃淡グラデーションを透過して、立体的なミラーボールへと変貌を遂げるグラフィック表現です。
単にイラストを飾るだけでなく、ユーザーが選ぶ内部パーツの配置やLEDのライティング・カラー設定によって、ミラーボールの表情が無限に変化します。
自分だけの光と影をクリエイトできる体験型アートを目指して制作しました。
JAPANESQUE部門 | 最優秀賞
作品名:ORIGAMI:SAKURA
作者:HachiMaru 様
コンセプト
日本の折り紙と桜をテーマに、透け感やプリントの有無による光の見え方を活かし、平面から立体へ移り変わる折り紙の美しさと、桜や春の日差しの柔らかさを表現しました。
作者コメント
PCを単なるデザインのキャンバスとして捉えるのではなく、素材や構造そのものを表現の一部として活かすことにこだわりました。
ガラスとケースの透過・反射・光沢の違いを利用し、色を増やさなくても、内部の光や部品の配置、反射によって表情が変化するよう工夫しています。
消灯時には折り線や形が際立ち、起動時には内部の光が主役になるよう、オンとオフでそれぞれ異なる美しさを楽しめること、そしてPCの電源を入れる瞬間も含めて、一つの作品として楽しんでもらえるデザインを目指しました。
審査員コメント
日本の折り紙と桜をモチーフにされた着眼点にまず素晴らしいと感じました。
またデザインへ落とし込まれた際のガラスやケースの透過・反射といった材質の特性を巧みに活かした表現が非常に印象的です。
平面と立体の二面性を繊細なデザインで生み出しています。PCの構造や電源を入れる瞬間まで作品の一部として昇華した、完成度の高いデザインと評価いたしました。
JAPANESQUE部門 | 優秀賞
作品名:色即是空
作者:空華 様
コンセプト
禅の象徴である枯山水を、鮮やかな色彩で再解釈した作品です。
石は変わらぬ精神性、色彩の流れは情報や創造力の循環を表現しています。
日本庭園が持つ静寂と余白の美に、デジタル時代のエネルギーを融合し、伝統と革新が共存する未来の風景を描きました。
PC の光によって完成する、起動する禅庭園です。
作者コメント
枯山水の「静寂」と、デジタル時代の「躍動」を融合させた、現代の禅庭園を表現するのに、枯山水が持つ「余白」と「静寂」を残し、従来の日本庭園では使われないような鮮やかな色彩を取り入れ、日本画と水彩画で表現しました。
作品名:水鏡 -Mizukagami-
作者:illumina 様
コンセプト
水鏡は、伝統技法・墨流しをPCに再解釈した作品です。
水面に見立てたガラスパネルに紅と瑠璃の墨が滲み広がる一瞬を、立体のクリスタルとして結晶化させました。
作者コメント
一番苦労した点として、平面的な墨流しの滲みをクリスタルで固める表現の成立がありました。
ただ結晶化させるだけでなく、輪郭を日本らしい花の形状に寄せることで、和のモチーフとしての説得力を持たせています。
さらに色の発色を保ちつつ光を透過させるため、印刷の際白を薄く挟み込むレイヤーを調整し、色と光のバランスを整えました。




























