GeForce RTX 3080グラフィックスカードのSP-CAPおよびMLCCキャパシターに関するGIGABYTE社の声明が発表されました

2020.09.30

サポート

平素はGIGABYTE製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

この度、GeForce RTX 3080グラフィックスカードにおいて、POSCAPキャパシターの使用により安定性の問題やクラッシュが発生する可能性があるとの最近の報道に関して、GIGABYTEから声明が発表されました。

上記リリースのGIGABYTE社による日本語訳は下記になります。

GeForce RTX 3080グラフィックスカードのSP-CAPおよびMLCCキャパシターに関する声明

GeForce RTX 3080グラフィックスカードにおいて、POSCAPキャパシターの使用により安定性の問題やクラッシュが発生する可能性があるとの最近の報道に関して、GIGABYTE(以下、弊社)は次の声明をもって問題を明確にしたいと存じます。

1 POSCAPキャパシターを単独で使用することがハードウェアクラッシュの原因となるというのは誤りです。グラフィックスカードが安定しているかどうかは、キャパシターの種類の違いだけではなく、回路や電力供給の設計全体をもって、総合的に評価する必要があります。POSCAPとMLCCは特性や用途が異なるため、一方のキャパシターが他方より優れていると断言することはできません。

2 弊社のGeForce RTX 30グラフィックスカードは、NVIDIAの仕様に従って設計を行っており、必要なテストの全てに合格していますので、製品の品質は保証されています。弊社のGeForce RTX 3080 GAMING OCおよびEAGLE OCの各シリーズグラフィックスカードは、NVIDIAの定める仕様を満たし、GPUコアパワーに関して、高品質で低ESRの、470μFのSP-CAPキャパシターを使用しており、業界平均よりも高い、総容量2820μを提供しています。SP-CAPキャパシターのコストはMLCCのそれと比べても決して低くはありません。弊社は、安価な部材を使用してコストを下げることなどせず、完成度の高い製品となることを重視しております。

NVIDIAは2020年9月29日、製品安定性を向上させるドライバ(Version 456.55)をリリースいたしました。ユーザーの皆様には、パフォーマンスを最適化するために、最新のドライバへアップデートすることをお勧めいたします。弊社製品において気になる点がございましたら、正規代理店サポートセンターまでお問い合わせください。

弊社は、特に、熱設計の観点から、製品の品質を絶えず改善、最適化を行っており、何十年にもわたって皆様に最高のゲーム体験を提供してまいりました。最新のAORUS GeForce RTX 30グラフィックスカードシリーズでは、冷却性能にも細心の注意を払い、各コンポーネントが安定して動作するよう、Max-Coveredクーリングなどの業界をリードするソリューションを導入しております。

付録1 – 比較表

モデル NVIDIA RTX 3080
リファレンスデザイン
GIGABYTE RTX 3080
GAMING OC & EAGLE OC
GPUコアパワー SP-CAP 220u/9m OHM *5
MLCC 22u *10
SP-CAP 470u/6m OHM *6
総容量(u) 1320u 2820u

付録2 –「Paul’s Hardware」による検証結果。弊社 RTX 3080 GAMING OC は安定していることが確認できます。

弊社取扱いのGIGABYTE製品につきましては、GIGABYTEサポート案内からお問い合わせください。